山東省公式観光プロモーションムービー公開配信のご案内です。ただいま中国駐大阪観光代表処YouTube公式チャンネル にて 公開配信中ですのでぜひご覧になってください!
山東省は古くから中国の政治、経済、文化の中心地域の一つであり、中華文化の発祥地として讃えられてきました。中国最初の文字と最初の城がここで生まれ、この地には中国最古の万里の長城「斉長城」があり、また陶磁器とシルクの発祥地(淄博)でもあります。
青島
山東省は歴史上中華文化にいまも重要な影響を与え続けている名人輩出の屈指の地です。中国伝統文化の支柱となっている儒家学説を構築した偉大な思想家、教育家孔子(紀元前551-前479年)をはじめ、いまでも世界の軍事と経済の分野で経典として崇拝される『孫子兵法』を残した軍事思想家孫武、「亜聖」孟子、「書聖」王羲之、「大工の神さま」と呼ばれる魯班、「神医」扁鵲、三国志の諸葛孔明、文学者の李清照、辛棄疾、蒲松齢らも皆この地の出身でございます。
尼山孔子像(72M)
山東省には現在世界文化遺産4カ所があります。1987年に登録された世界初の自然と文化の複合遺産泰山。泰山は古くから多様な信仰や儀式の対象となってきたことから中国の歴史の中にたびたび登場する山で、秦の始皇帝が封禅(ほうぜん)の儀式を行って以来、泰山で行う封禅の儀式は皇帝の資格を得た者の最高の儀礼とされ、長い歴史のなか「神山」の座を譲らず、「五岳独尊」としてたたえられてきました。
泰山十八盤
孔子の生地曲阜にある「孔廟、孔子府、孔林」は1994年に世界文化遺産に登録されました。孔子とその末裔を祀った廟である孔子廟、墓地である孔林、邸宅である孔府を合わせて「三孔」と呼ばれ、約千棟の建築物で構成された巨大な建築群です。今になってもその独特の建築芸術や歴史的特色を備えているのは、2千年以上に亘って歴代皇帝が孔子を崇拝し、その建築群を修繕保護してきたからです。
曲阜孔子廟大成殿
ほかにも1987年に世界文化遺産に登録された万里の長城の一部である「斉の長城」と大運河(2014年に世界文化遺産に登録される)山東段があります。長城建築の始まりは春秋時代まで遡り、紀元前441年に斉が築き始めたと記録されています。「斉の長城」は現存の最古の長城だと言うことから「長城の父」とも言われております。
斉の長城
孔子曰く「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」。素朴で豪快な山東の人々は、心から日本の皆様のお越しをお待ちしております。