スタイルの異なった古い建築物を見学し、上海の「オールド」の一面を探し信じられない都市鳥瞰図を鑑賞します。
ルート:外灘→豫園→豫園市場→玉仏寺→静安別荘→張家花園→呉江路
上海のシンボルー外灘
上海と言うと脳裏に真っ先に浮かぶ光景は外灘だと言えるほど、外灘は上海の歴史を載せ、上海の象徴となっている。黄浦江に沿って1.5kmも延々並んでいる外灘の建造物群は「万国建築博覧会」と称賛され、百余年の外灘の風雨と上海の変遷を見守り続けてきた。
ゴシック建築の屋根、古代ギリシャ建築を思わせるアーチ、バロック式の廊下にそびえる柱、スペイン風建築のベランダなど情緒あふれる格式高い建物が立ち並ぶ。夜になると河沿いにある数十軒の建物が一斉にライトアップし、まるで水中宮殿のような輝きを見せる。
外灘夜景
和平飯店北楼(1929年前後) 住所:南京東路20号
浦東発展銀行大楼(1923年) 住所:中山東一路10-12号
豫園
豫園は400年歴史を持つ江南古典庭園で、全国重点文物保護の場所である。明代の藩允瑞と言う人が「両親を喜ばせ、老後生活を愉しく過ごす」という考えから、父親をここで過ごしてもらうために造営したと言う。周辺の明清建築風のショッピングセンター「豫園商場」と「上海老街」では上海の庶民的民族風情を存分に体験できる。
住所:上海市黄浦区安仁街132号
豫園
豫園の元宵祭(旧暦正月十五日)
玉仏寺
玉仏寺は1882年に建てられた上海最大の禅宗寺院で、静安寺、龍華寺と並び上海を代表する名刹の一つである。その名は寺内に安置されている2体の玉仏像から由来している。事前予約は要るが、瞑想、座禅、写経等の修行を体験できるほか、名物の精進料理も楽しむことができる。
住所:上海市普陀区安遠路170号
玉仏寺の精進料理(コース)
静安別荘
「静安別荘」とは1920年代に作られた住宅街で、多くの有名人がかつて居住していたことから、上海の最も代表的な路地となった。上海有数の繁華街・南京西路から徒歩5分程しか離れていないが、レトロな雰囲気の建物がそのまま残っており、素朴な煉瓦で作られた3階建てのアパートが多く、高級ブランド店が軒を連ねる南京西路とは全く別世界の旧上海の雰囲気を味わうことができる。
住所:上海市南京西路1025弄1-198号
張家花園
張家花園は「張園」ともいい、元々は洋式邸宅に舞台、テニスコート、茶室などを備えた清末租界時期の新式庭園として当時の上海ではとても有名な総合遊園だったが、1915年ごろには廃園となり、1918年以降住宅地となった。上海里弄でよく見れる「石庫門」という上海の中洋折衷型の伝統的建築様式を吟味しながら、人情味あふれる上海人の生活風貌を体感できるスポットである。
住所:石门一路、茂名北路、吴江路、威海路に囲まれた地域
最後は呉江路にて日本の方々に最も親しみのある上海を代表するグルメ小龍包をご賞味。