2月22日、文化観光体験イベント「歓楽春節・幸せの長沙」がイオンモール堺北花田にて開催されました。中国湖南省長沙市からのプロの芸術家(長沙歌舞劇院)と無形文化遺産の伝承者(長沙無形文化遺産保護センター)たちが来日し、長沙の自然、風土、無形文化財、美食を紹介すると同時に、長沙人らしいおもてなしを通して来場の皆さんへ龍年の新春の祝福を贈り、中国の春節文化を共有しました。
二胡で演奏される湖南省の伝統的な民楽「瀏陽河」と日本民謡「桜」の調べの中、イベントは幕を開けました。古典舞踊、民楽、花鼓戯、歌など、長沙市の土地柄や風習を存分に発揮した舞台演出が行われ、観客はその情熱に共感し、拍手喝采を惜しまずに送ってくださいました。
会場では、長沙の文化と観光に関する30点近くの写真が「山水、歴史、流行、幸福」の4つのテーマで展示され、歴史文化名城と世界的に有名な観光地としての長沙市の魅力を示してくれました。
インタラクティブゾーンでは、ユニークな無形文化遺産プロジェクトの展示と職人のパフォーマンスが行われ、たくさんの人々から好評を博しました。長沙窯銅官陶磁器焼成技法、湖南地方の伝統的刺繍技法である湘繍、種子彫り、金石篆刻、これらの無形文化遺産の技術はいずれも観客から賞賛されました。金石篆刻の代表的な伝承者である林旭平氏は観客と協力して「福」の印章を彫刻しました。参加者たちは興味津々に見物し、自分も印影を押して記念に取っておきました。
当イベントは長沙市文化観光局と中国駐大阪観光代表処の共催によるもので、1000名以上の来場者が熱心に参加しました。龍年マスコットキャラクター「吉祥龍」、そして長沙の民芸品、湘繍のスカーフ、しんこ細工のオブジェ、冷蔵庫マグネットなど、特色ある長沙市のオリジナルノベルティグッズは観客を喜ばせ、中には航空券、宿泊券、日本語ツアーガイドを含む長沙デラックス旅行パッケージが当たった幸運な観客もいました。多くの参加者は、このイベントを通じて初めて長沙を知り、理解し、訪れる機会を楽しみにしていると述べてくださいました。