9月6日、アドベンチャーワールドのジャイアントパンダ日中共同繁殖研究30周年記念行事「HAPPY PANDA 30th」シーズンのオープニングに際して、「天涯共此时」(遠く離れていても同じ時を共有するという意味)をテーマにした中秋節のイベントが盛大に開催されました。
この催しは、中国駐大阪観光代表処が主催し、会場内にはワークショップと展示ゾーンが設けられ、千人を超える来場者で賑わいました。特に注目を集めたのは、中秋節を記念して無料配布されたパンダ型月餅で、用意されていた700個の月餅は1時間足らずで全て配布が完了するという盛況ぶりでした。訪れた方々は、月餅をその場で味わったり、家族へのお土産に持ち帰るなどして、中秋節ならではの和やかな雰囲気を楽しんでいました。
イベントでは、子どもから大人まで幅広い層が楽しめるアクティビティも提供されました。来場者は、四川省の文化・観光マスコット「安逸パンダ」の無地の模型を自由に彩るワークショップに参加し、創造性を発揮する機会を楽しみました。さらに、四川省成都市ジャイアントパンダ繁殖研究基地やCCTVのiPandaチャンネル、パンダファクトリーの協力によるジャイアントパンダ「和花」のぬいぐるみや、国家級無形文化財に指定されている道明竹編み工芸品なども展示され、中国の伝統工芸と文化の魅力を体感できる展示ゾーンも盛況でした。
このイベントのハイライトの一つは、かつてアドベンチャーワールドで暮らしていた「永明」をはじめとするパンダファミリーが中国で元気に暮らす姿を収めた、iPandaチャンネルからの特別映像の上映でした。「永明」や「樱浜」「桃浜」など、おなじみのパンダたちがスクリーンに登場し、ファンの心を大いに和ませました。中国へ戻ったパンダファミリーの元気な姿に、会場は歓声と感動に包まれました。
さらに、イベント終盤には豪華な抽選会が行われ、「和花」のぬいぐるみや、四川航空が提供する成都への往復航空券などがプレゼントされ、会場はさらに盛り上がりを見せました。このイベントの模様はYouTubeでも生配信され、オンラインでも「パンダファミリーが見られて嬉しい」といった多くのコメントが寄せられるなど、国内外で大きな反響を呼びました。
また、12月に予定されている「浜家」パンダファミリーを訪れる特別ツアーも大きな話題となり、9月16日にHIS、JTB、日本旅行から一斉に販売されたツアーは瞬く間に完売しました。特にHISが11月30日と12月1日に出発する20席のツアーはすぐに売り切れ、日本旅行では発売開始からわずか1分で完売するという熱狂ぶりでした。JTBでは、定員を超える42席が販売され、パンダファンたちの期待と関心の高さが伺えました。