10月5日~6日の二日間、「天涯共此時」第6回日中友好・錦秋の集いが名古屋の中部国際空港で華やかに開催されました。中国駐名古屋総領事館、中国駐大阪観光代表処、中部国際空港、日中友好錦秋の集い実行委員会、中部経済産業局など多くの中日両国の関係者らが出席し、さらに空港を訪れていた千名以上の人たちがこの盛大なイベントを共に楽しみました。
中国駐大阪観光代表処が設けたブースの前では、「NihaoChina(ニーハオ!チャイナ)」のロゴが印字された大きなバルーンゲートがひと際注目を集め、通りがかった多くの人々が足を止めました。愛らしい中国の龍やパンダのマスコットキャラクターがブースを飾り、世界各地の観光客向けに中国で利用できる決済方法についての手引きも配布されました。さらに、パンダ模様の月餅が2種類用意され、その可愛らしさと美味しさが皆さんから大変好評を博しました。
ステージでは詩の朗読「水調歌頭・明月幾時有」のパフォーマンスが披露されました。日中両国の子どもたちが一緒に漢詩を朗々と詠み上げ、その詩の美しい境地を通じて両国の心の距離が縮まりました。詩に込められた美しい生活への憧れと、人々の共感を呼ぶ情感が、会場全体に優しく伝わりました。
さらに、伝統的な中国の文化芸術パフォーマンスも目白押しでした。特に変面や雑技は日本でも高い人気を誇り、出演者の一つひとつの動作に観客からは驚きと歓声が上がりました。そして、広東省仏山市からの本場の獅子舞の妙技は圧巻の一言。梅花桩の上で軽やかに跳び回り、時には勇猛に飛びかかる獅子の姿は、まさに生きた伝統の象徴として、会場を祝祭の雰囲気で満たしました。