中国北部に位置する内モンゴル自治区。ここでは、冬は長く、空気は冷たくて清らかです。雪が降れば、巨大な雪の粒が舞い上がり、壮大な景観を創り出します。冬のナダム祭、冬の狩猟祭、聖火文化祭、氷駱駝祭などの伝統的な祭りが、雪を頂いた草原に歓喜の風を吹き込みます。
赤峰市ヘシグテン旗石林景勝区
【究極の魅力を秘めた雪国】
大興安嶺の奥深くまで車で入り、山と草原の境界を縦断すると、北緯50度の雪国の究極の美しさを見ることができます。また、密林の中に入って、トナカイを飼うアオルグヤ(敖魯古雅)郷エベンキ(鄂温克)族の集落を訪ねたり、「中国最寒の地」と呼ばれる根河の冷極村で、山間に住む人々の昔ながらのライフスタイルを体験したりすることができます。
フルンボイル市根河冷極湾(年間平均気温は氷点下5.3度で、最低気温は氷点下58度)
どこまでも続く雪の草原や森、氷の川や山、湯けむりを上げる温泉、そして多彩な文化……氷と雪の仙境は、究極の魅力に満ちています。
【極寒の中にある温もり】
雪が盛れば盛るほど歌は楽しくなります。
崑崙国際スキー場で1,000メートルの斜面を滑り降りるスキーを楽しんだり、砂漠のスキー場で冒険をしたりすることができます。また、千峰の玉龍砂湖で冬のクロスカントリーを楽しんだり、ダリハンウラ・スム草原で氷駱駝祭に参加したり、大理湖で魚釣りをしたり、自然の恵みを満喫することができます。内モンゴルの雪景色の草原では、地元の人たちと一緒に歌や笑い声で冬を祝うことができます。
モンゴル族の伝統スポーツ・ラクダのレース
モンゴル族の伝統スポーツ・「ブフ」(搏克)
ヒンガン盟・スノータップボード
【内モンゴルの食卓】
多民族が融合した文化を持つ広大な土地は、内モンゴル料理に独特の魂を吹き込んでくれました。内モンゴルは、生態系の緑、純度、自然、農畜産物の豊かさなどから、めったに見られない食のパラダイスです。羊の丸焼き、羊肉団子、羊肉手打ち料理、伝統的なミルクティー、モンゴルならではの乳製品などの特産品を、世界各地から訪れる観光客に味わっていただいています。
塩茹で羊肉
涮羊肉(シュワンヤンロウ)
ホルホグ(羊肉の石焼蒸し)
シューマイ(烧麦)
モンゴル族の伝統的な朝食