2023歓楽春節『美しい内モンゴルで新春を迎えよう』
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2023-01-27中国の味・寧夏のグルメ旅 ①呉忠の朝茶
黄河のほとりに、美しい呉忠という街があります。 寧夏回族自治区の中心部に位置する呉忠市の人々にとって、毎朝の「朝茶」は欠かせません。「朝茶」とは呉忠市の文化で、お茶を飲みながら朝食をいただくという意味です。呉忠の人々にとっては子供の頃からの習慣です。「八宝茶」、「牛肉ラーメン」、「羊肉のスープ」、「点心」等がテーブルに並びます。中でも「牛肉ラーメン」は、日本のラーメンとは異なり、澄んだ牛肉のスープをベースにしたもので、うどんのようにあっさりしているので朝食にもぴったり! 日本ではあまり見かけませんが、呉忠では朝から営業しているレストランがたくさんあります。市内で約570軒を超えるレストランで「朝茶」をいただくことができ、この「朝茶」体験をお目当てに、多くの外国人観光客が呉忠市を訪れています。
様々なメニューがあるので、あなたの好きな味もきっとあるはずです。
中国の味・寧夏のグルメ旅 ①呉忠の朝茶(日本語字幕)
中国の味・寧夏のグルメ旅 ②塩池の灘羊
呉忠市内にある「塩池県」という地域を見てみましょう!(注:中国では県より市の方が行政区分として大きい) 塩池県は風光明媚な地域で、内モンゴルの草原に近く、羊肉の産地として有名です。草原に住む人々は、寒さに強い羊の皮でできた服を身にまといます。 塩池の羊の皮は「灘皮」、羊は「灘羊」と呼ばれています。中国では「灘羊料理」がとても有名で、外交の場でも出番が多いです。
中国の味・寧夏のグルメ旅 ②塩池の灘羊(日本語字幕)
中国の味・寧夏のグルメ旅 ③中衛のクコの実
中国の食文化には「薬食同源」という考え方があります。中国の人々は食事に漢方を取り入れた、「薬膳料理」を作るのが好きです。そのひとつが、ビタミンや栄養素を豊富に含む「クコの実」で、中国ではとても人気があります。最も有名なクコの実の産地は、実は寧夏回族自治区にあります。中衛市の中寧県というところで、クコの実はドライフルーツとして世界中で販売されています。日本でも、Amazonや楽天市場で簡単に手に入れることができます。
中国の味・寧夏のグルメ旅 ③中衛のクコの実(日本語字幕)
中国の味・寧夏のグルメ旅 ④沙湖の魚頭料理・石嘴山
賀蘭(がらん)山脈の東に目を向けてみましょう、砂漠の中に石嘴山市というオアシス都市が広がっています。砂漠の真ん中ですが、湖も緑の山もあります。湖にはコクレンという魚がいます。砂漠にある湖に住む魚なので、「沙湖魚」と呼ばれていています。コクレンはとても美味しく、砂湖魚の頭から作るスープは特に有名です。
中国の味・寧夏のグルメ旅 ④沙湖の魚頭料理・石嘴山(日本語字幕)
中国の味・寧夏のグルメ旅 ⑤隆徳のあったか鍋
隆德市には、他の地域では味わえない、独自の「鍋料理」があります。中国語では「隆德暖鍋」と呼ばれています。通常の火鍋は具材よりもスープが多いですよね。でも「隆徳暖鍋」はその逆で、スープは少なめで、具材がたっぷり!具材は、鍋に入れる前に調理されており、そこに暖かいスープを絡めて頂きます。鶏ベースのスープに地元のさまざまな食材で味付け加えていく。地元の豚肉、じゃがいも、きくらげ、ソラマメ等が土鍋の中にたくさん入っており、地元の豊かな食材が楽しめます。栄養満点で、身体がほっこり温まります。
中国の味・寧夏のグルメ旅 ⑤隆徳のあったか鍋(日本語字幕)
寧夏回族自治区は、1958年10月25日に設立された中国5大少数民族自治区のうちの一つで、州庁所在地は銀川市です。寧夏は黄河の灌漑が行われてきた地域で、黄河文明の長い歴史と共に歩んできました。寧夏では、約3万年前にはすでに人が住んでいたという痕跡が発見され、西暦1038年にはタングート族の首長であった李遠昊がこの地に西夏王朝を建国。シルクロードの主要ルートに位置し、「砂海の南」とも表現されています。地元のグルメや文化などに触れれば、その悠久の歴史や雄大な黄河から広がる独特の世界やロマンに魅了されること、間違いなしです。沿海部とは違った寧夏でしか味わえない体験が、あなたを待っています。