湖南省は中国大陸南部の内陸に位置し、中国で2番目に大きい淡水湖の洞庭湖の南にあることからこの名が付けられました。また、中国の毛沢東・初代国家主席の出身地としても知られています。
省北西部の「武陵源」は1992年に世界自然遺産に登録された壮大なカルスト地形です。三つの風景区で構成され、そのうちの一つである「張家界国家森林公園」では、地殻変動と浸食により生まれた高さ200㍍級の石柱が3千本以上林立しています。他にも、「索渓峪」と「天子山」という自然保護区もあります。
省西部の「鳳凰古城」は、明清時代の建物や石畳の街路が美しい街並みを形成しています。ほとんどの住居が吊脚楼と呼ばれる高床式の家屋で、屋根のある橋など独特の建築物が見られます。
標高1518㍍の天門山は、全長7.5㌔のロープウエーや、足下がガラス張りの登山道が整備され、スリル満点の自然体験ができます。