【広東省】「食は広州にあり」本場の飲茶体験で＂口福＂に

　広東省は中国大陸南部の沿海部に位置であります。福建、江西、湖南、広西チワン族の四つの省・自治区と香港、マカオの両特別行政府に接し、海を隔てて海南省もすぐ目の前です。省都の広州や深圳を中心に経済発展が著しく、街は活気に満ちています。
　広州の新たな見どころとして注目されるのが 2010 年にオープンした広州タワーです。高さ 600 ㍍という長大なテレビ塔で、世界最長という屋外らせん階段や、世界で最も高い場所にあるという観覧車など、各種のアミューズメント施設があります。夜は塔全体が美しく虹色に輝きます。
　対照的なのが市の中心にある六榕寺で、西暦 537 年創建しました。高さ57.6㍍の舎利塔は広州に現存する最も高い古建築でした。搭は上ることができ、広州の街並みを一望します。
　「食は広州にあり」の言葉で知られる通り、広州は中国の食のメッカです。シュウマイ、チャーシュー、エッグタルトなど、ワゴンで運ばれる小皿の料理を味わう飲茶は同地が本場で、ぜひ現地で体験しましょう。