河北省は中国東部の沿海部に位置しており、その名前は黄河の北に位置することから付けられました。北京市と天津市という二つの直轄市に挟まれています。
北京から北東へ250㌔の承徳市には、清王朝の歴代皇帝が夏の離宮として造営した避暑山荘があります。564万平方㍍の広大な敷地内には110余の建物があり、1703年から1708年にかけて完成しました。これは現存する世界最大の皇室御苑とされています。
山荘の東と北には外八廟と呼ばれる寺廟群が並んでいます。これらは清朝が尊重したチベット仏教のラマの寺院群で、1713年から1780年にかけて建立されました。これらの建物は個性的で華麗です。これらは「承徳の避山荘と外八廟」として、1994年に世界文化遺産に登録されました。
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