世界的にも大規模な山系として知られている天山は、中国を始めとしてキルギスやカザフスタンなどにもまたがっています。その内で、中国の「新疆(しんきょう)ウイグル自治区」に属する4つの地区、
が、新疆天山(しんきょうてんざん)として2013年、世界遺産に登録されました。
新疆天山は、自然遺産としての価値を認められた通り、豊富な自然が残されており、なおかつ自然の芸術とも呼べるほど雄大な風景が拡がる、希有な場所として知られています。
また、新疆天山と呼ばれているエリアには、絶滅が危惧されている動植物なども多数生息しています。自然の美しい風景のみならず、生態系の保護という観点から考えてみても、重要な世界遺産となっています。