中国の南東部・貴州省銅仁市にある梵浄山は、武陵山脈の主峰であり、周囲は主要河川の水源ともなっている場所です。ここは6500万年〜200万年前の第三紀に起源を持つ動植物が多く生息しています。標高2000mを超えるカルスト地形の山脈に位置するため、多くの生物が古来よりそのまま生息しており、固有種が今でも多く存在しています。亜熱帯地帯で最も広大な原生ブナ林が存在しています。
特にここでしか見られない梵浄山モミと貴州キンシコウが生息するというのが特徴です。また、敷地内には3700種を超える植物が生息しており、これは中国の全植物の13%にも相当します。