2023特別編「歓楽春節」

　旧正月は中国の伝統的なお祭りで、日本のお正月と同じです。
　今回の「歡樂春節」イベントでは、5つのテーマを用意しました。 例えば、パンダの故郷である四川の人々の正月の過ごし方、内モンゴルの人々の草原やゴビの正月の過ごし方、寧夏の人々の食べ物、寧夏と新疆の無形文化遺産の紹介、甘粛の文化や美しさなどです。
　春節の雰囲気を楽しみながら、みんなで一緒に中国文化を体験し、学びましょう。

　どの都市においても独自の魂があり、四川省の人々はこの都市を「安逸」と表現しています。茶楼ではお年寄りが静かにお茶を飲み、日光の下では猫がのんびりと過ごし、竹林ではパンダが伸びをしたり、眠ったり、竹をゆっくり食べています。彼らが生活するこの故郷を細かく観察すると、彼らは町の急成長を心の中で驚きながらも、四川の変わらない生き生きとした雰囲気を感じているのかもしれません。これはこの土地、代々の人々に影響を与え、この土地の人たちも自分の方法でこの雰囲気を守り、受け継いでいます。
　こんな四川ですから、ここで過ごす春節も一味違って、芯までほっこりできます。

　新年が近づき、どこもかしこも新春の喜びが溢れる中国。内モンゴルで四季の美しさを感じ取り、幸せの春節を祝いましょう。
　中国北部の内モンゴル自治区はロシア、モンゴルと国境を接し、豊かな自然資源、奥深い文化と素朴な民族風情を持ち、多様な文化が交じり合いながら発展しています。果てしない草原、延々と続く山並み、交差する川、広大な砂漠や豊饒の森が７か月も続く氷雪期間中に豊富な自然風景を生み出しました。
　中国の人々は賑やかな春節を好みます。提灯を飾ったり、爆竹を鳴らしたり、小麦粉をいろいろな形にこねたり、春聯や切り絵を貼ったり、踊ったり、餅を作ったり、親戚を訪ねたりと、この時期の内モンゴルは春節気分が溢れています。

　寧夏回族自治区は、1958年10月25日に設立された中国5大少数民族自治区の一つで、州庁所在地は銀川市です。 寧夏自治区は黄河の灌漑が行われ、黄河文明の長い歴史を持っています。 約3万年前、寧夏にはすでに人が住んでいた形跡がありました。 西暦1038年、唐湘族のリーダーであった李遠昊がこの地に西夏王朝を建国しました。 歴史的にはシルクロードの主要ルートであり、「砂海の南」とも呼ばれます。 寧夏自治区を訪れる機会があれば、ぜひ寧夏自治区のグルメや文化などを体験してみてください。

　無形文化遺産（ICH）とは、民族が代々受け継いできた様々な伝統的文化表現であって、文化遺産の一部と考えられているもの、または伝統的文化表現に関連する物や場所などを指します。 無形文化遺産は、国や民族の歴史的・文化的業績を示す重要なシンボルであり、優れた伝統文化を構成する重要な要素です。
　2022年12月、「中国の伝統的な製茶技術と関連する慣習」の登録に成功し、中国はユネスコ無形文化遺産に43件登録され、世界1位となりました。

　甘粛回族自治区は、唐の時代のシルクロードに必要なルートでした。
　昔、中国の人々の対外貿易や文化交流の窓口でした。 黄河の上流に位置し、考古学上では中国文明の発祥の地でもあります。
今回の写真展では、天水市、武威市、敦煌市、張掖市、定西市など甘粛回族自治区の13都市から48枚の写真を選びました。 歴史、人文、観光、景観などのセクションを通して。 甘粛省の美と文化を紹介します。