3月28日、中国駐大阪観光代表処と四川省文化観光庁の主催のもと、大阪多元文化会館の共催にて「天府の四川・パンダの故郷」文化観光プロモーションが大阪多元文化センターで開催されました。当イベントでは、写真の展示、モデル観光路線の案内、川劇の披露、無形文化遺産の展示と体験など多様多彩な形を通して、四川省のジャイアントパンダ、自然景観、歴史遺跡、無形文化遺産、世界遺産などの文化観光資源を紹介しました。
中国駐大阪総領事館方煒副総領事、四川省文化と観光庁戴允康庁長、大阪観光局溝畑宏理事長が開幕式で挨拶を述べました。方煒副総領事は、今年中国駐大阪総領事館が注力している訪中推進活動に触れながらより多くの日本の友人に四川を訪れてもらいたいと述べ、「百聞は一見に如かず、百見は一行に如かず」のことわざの通りに、幻想的な九寨溝、本場の麻婆豆腐、いたずら好きで愛くるしいパンダをぜひ直接体感してみて欲しいと呼びかけました。
戴允康庁長は、近年の四川と日本の文化・観光交流と協力の成果や、「パンダの故郷」、「古蜀文明」、「天府の国」、「安逸な四川」などの四川省文化観光の四つの推しポイントについて紹介し、今後の両地域の文化・観光交流と協力の展望についての期待を熱く語りました。
大阪観光局の溝畑宏理事長は、四川省のパンダ、九寨溝、そして三国文化に対する日本人観光客の憧れを述べながらより多くの観光客が四川を訪れることを期待していると伝えました。一方で、大阪観光局も、さらなる観光商品やイベントを創り出し、中国の観光客を大阪に誘致し、観光交流を通じて相互理解と友好関係を促進したいと示しました。
イベントの本番では、四川省文化と観光厅の関係者による四川省文化観光資源のPR、日本春秋旅行社による四川省パッケージツアー商品の説明、四川航空大阪支店による航路及びサービスについての案内などが順次に展開されました。また、四川省大好きの大阪公立大学の学生による四川旅行の経験談の発表もありました。会場のゲストたちは四川の文化と観光の最新情報について理解を深め、四川への興味と憧れが高まりました。さらに、四川の観光キャラクターである「安逸パンダ」の文化グッズセットや、四川航空の大阪から成都への往復航空券などが当たる抽選会は、会場の雰囲気を最高潮に高めました。
イベントで、四川省川劇院の院長・国家一級俳優・国家級無形文化遺産代表的なプロジェクトである「川劇」の継承者である陳智林氏が川劇の舞台を披露しました。四川省曲芸研究院の演奏家が琵琶と二胡を演奏し、中国伝統曲芸の魅力は、会場の観客から熱烈な拍手を受けました。近畿地域の旅行社、商工会議所、メディアなど約100人が開幕式に出席しました。「天府の四川・パンダの故郷」写真展は4月1日までに開催されました。