約2500年前、呉王夫差(ふさ)が江蘇省揚州市に世界最長の人工運河である邗溝(かんこう)を切り開いたのが中国大運河の始まりとなります。北京から杭州までを結ぶ、総延長2500キロメートルに及ぶこの大運河は世界で最も長い人工の運河として知られ、黄河と長江を横断しながら中国東部を一つに結び繋がり、歴代王朝でもおおいに活用され、現在も中国の大動脈として利用されています。
大運河は沿線の都市に魚類や米の豊作をもたらし、そのおかげで地域色豊かな食文化が形づくられました。濃厚でスパイシーな味から、食材を極める斬新な料理まで、おいしさ際立つ様々なグルメの裏側には悠久の年月を重ねて滔々と流れる大運河を通して伝承された民間の知恵が濃縮されています。
中国文化観光部国際交流協力局プロデュースの大運河文化観光プロモーションムービー「運河の味は千万もの」は全4話で、大運河沿いの郷土料理を巡り旅する主人公の目線を通して、旅行先の文化伝統や観光資源、ライフスタイルを案内いたします。
❀ 台児荘編
❀ 淮安編
❀ 揚州編
❀ 杭州編