◎ネット通販 中国では、経済・インフラの急速な成長に伴い、淘 宝(Taobao)、京東(JD.com)、拼多多(PDD)、唯 品会(VIP)などのEC プラットフォームが迅速に普及 されている。こうしたネット通販ブームで、「独身の 日」と言われる11 月11 日が「セールの日」に変身して、 ショッピングのお祭りになった。家を出ずに店頭より かなり安い値段で買い物でき、お得で大人気である。
◎ライブコマースと短い動画撮影
ネット通販と共通した性質を持つもう一つの新しい販売形式「ライブコマース」である。Tik Tok、快手(クワイショウ)などの動画プラットフォームがライブコマースの主な手段として、その携帯アプリが誰でも持っているほど大ヒットした。フォロワーの多い人気インフルエンサーを信頼して、そこから安い値段で直接ネットショッピングできる。その他、販売目的ではなく、単なる日常生活や面白いアイディアを動画にする人も多い。
◎出前
「餓了么」「美団」などの出前アプリでいつでも注文でき、1時間以内に料理を届けるサービスが生活の質と利便性を高めている。調理済みの料理だけではなく、食材や、果物、飲料水、日常用品など、普通のコンビニやモールで買えるものなら、何でも注文できる。こうしたオンラインフードデリバリーを愛用するのが、今の中国の若者である。
◎モバイル決済
キャッシュレス時代が到来したと言われる。アリペイをはじめ、QR コードを読み取るだけで簡単に決済ができる仕組みは中国で流行っている。現金払いの面倒を省く手軽さ満点の技術で、中国の人々、特に若者に愛用されている。すでに利用者数は世界一の規模とされる。利便性が高い。
◎自転車シェアリング
シェア時代の技術の一つである。事前にアプリなどに登録することで、自転車を定額や低価格で自由に借りられるサービスである。国土の広い中国において、特に面積の大きい大都市では、自転車シェアリングの普及率が高い。省エネかつ便利で、交通の渋滞も避けることができ、リーズナブルなため、国内では利用者が非常に多い。