「湖北の神農架」は、中国・古代の三皇の一人で、医学と農業の神でもあった神農皇帝が薬草を摘むために訪れたことに由来しています。
湖北省北西部に位置する湖北の神農架は、中国国内で唯一「林区」として指定されており、モミ属の原生林を含む広大な森林地帯を国が直轄しています。この広大な林区は、独特な地形を有し、落葉広葉樹林、常緑広葉樹林、常緑針葉樹林、針広混交林などさまざまなタイプの森林地帯があります。
湖北の神農架内には、孫悟空のモデルとされる金糸猴(キンシコウ)やオオサンショウウオ、ウンピョウなど数多くの固有種や絶滅危惧種が生息しており、野生動物や植物の宝庫と称されています。